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日系アメリカ移民史:参考文献
- 出典:キクムラ=ヤノ、アケミ編 『アメリカ大陸日系人百科事典ー写真と絵で見る日系人の歴史』 明石書店、2002年。
伊藤一男 『北米百年桜(正・続2巻)』 東京、日貿出版社、1973年。
- 過去100年のシアトル、タコマ、ポートランド、スポーケンとバンクーバーの日本人移民とその社会を取り扱った歴史。著者は第1次資料を多量に利用し、まだその地に住む一世、二世ともインタビューを行っている。日本人移民の生活を鮮明に描く2巻である。
沖田行司 『ハワイ日系移民の教育史: 日米文化、その出会いと相剋』 京都市、ミネルヴァ書房、1997年。
- 戦前の日本における移民教育論と、同時期のハワイにおける日本語学校の成立・展開の2部から構成されており、第1部では国粋保存主義、海外発展期、国際主義の2時期に分けて論じ、第2部では日本語学校の廃止・存続論が論じられている。
北村崇郎 『一世としてアメリカに生きて』 東京、草思社、1992年。
- ヘンリー・杉本、南部虎喜、植田政人、和田サム、川島充因、浅野七之助、太田久吾、喜安都定、村岡献次、宮武東洋、仮谷小柳、岸本ハル、藤井良夫、松浦しのぶ、今井正英、ジェシー・島、中山満、以上17名のインタビュー記録 (1970年代半ばに採録)。
粂井輝子 『外国人をめぐる社会史: 近代アメリカと日本人移民』 東京、雄山閣出版、1995年
- 在米日本人社会の成立を軸に、日本(送出し国)とアメリカ(受入れ国)両国がどのようにかかわったかを交錯させながら、人の国際移動による異文化接触の問題を社会史的に論じたもの。
黒川勝利 『アメリカ労働運動と日本人移民: シアトルにおける排斥と連帯』 (岡山市 大学教育出版] 1998年)
- 1919年の造船労働者のストライキに端を発するシアトル・ゼネラルストライキを中心にアメリカの労働組合と在シアトル日本人の連帯の成立と解体をアメリカの労働組合史のなかでとらえようとした研究であり、同年首都ワシントンで開催された国際労働会議と山岡音高、さらにシアトルの親日黒人週刊誌『サーチライト』についても触れている。詳細な註と解説が付いている。
島岡宏 『ハワイ移民の歴史:新天地を求めた苦難の道』 東京、国書刊行会、1978年。
- 明治元年にハワイに渡航した「元年者」に商店を当て、出移民を近代日本の幕開けに位置づけた実証的な歴史研究である。また明治以前のハワイ漂流者から官約移民に至る歴史を扱い、ヴァン・リードや日布外交関係の分析がなされている。
竹沢泰子 『日系アメリカ人のエスニシティ: 強制収容と補償運動による変遷』 東京、東京大学出版会、1994年。
- 本書は、ワシントン州シアトルを舞台に、日系アメリカ人二世・三世のエスニックアイデンティティが、第2次世界大戦中の強制収容と1970年代からの補償運動を通していかに変遷したかを探るものである。
鶴木真 『日系アメリカ人』 東京、講談社、1976年。
- 排斥や第2次大戦中の苦難を乗り越え、社会的地位を向上させた日系人の歴史。ハワイと本土、世代ごとのどうか、エスニックアイデンティティの模索などを通し、日系アメリカ人の意識を追究。
戸上宗賢編 『ジャパニーズ・アメリカン: 移住から自立への歩み』 京都市、ミネルヴァ書房、1986年。
- 日本からアメリカへ移民として渡った人たちの出移民の段階から、幾多の苦難を経て自立するまでの歩みを人文・社会両学問の各々の視点から分析しようとした。ユニークな点は、現代の日本企業がアメリカへ移って事業展開を行っている事例を今日的な企業移住としてとらえたことである。
三輪公忠編 『日米危機の起源と排日移民法』 東京、論創社、1997年。
- 1924年の排日移民法を軸としながら、日本とアメリカ、他の太平洋圏諸国との関係を考察した、さまざまな専門家による18本の論文からなる研究所である。内容は、外交史、移民政策、帰化権、強制収容補償、日系文学など多様である。
村山有 『ハワイ二世: 屈辱から栄光へ』 東京、時事通信社、1966年。
- 日本人ハワイ移民略史と二世の歴史体験。代表的ハワイ出身二世の紹介もあり。
村山裕三 『アメリカに生きた日本人移民: 日系一世の光と影』 東京、東洋経済新報社、1989年。
- 1880年代の日本人移民パイオニアの時代から1942年の強制立ち退きまでのワシントン州を中心とした日本人移民を、賃金や所得という経済側面から経済学的手法を使い、さらに手紙や談話を多数引用し、実証的に描いている。
若槻泰雄 『排日の歴史: アメリカにおける日本人移民』 東京、中央公論社、1972年。
- 本書は、第2次大戦中ヨーロッパ戦役で「日系兵士の流した血」と1965年の移民帰化法の力で衰微したとはいえ、多年にわたって優勢だった「排日的気運」の変遷――1887年ころから1924年の排日移民法成立後の1930年代にいたる約半世紀の変遷――を日本人移民をめぐる日米の社会・経済・政治・外交上の動向を含んだ13の大項目を通じて概観している。
参考文献: English