2020年度 京都大学大学院教育学研究科 グローバル教育展開オフィス主催

レクチャーシリーズ 「越境する『日本型教育』の歴史的・多角的理解に向けて」

第4回「＜連動史＞として見たブラジルにおける日本的教育文化の展開」

（講演者：国際日本文化教育センター プロジェクト研究員 根川幸男氏）

要旨： 太平洋戦争前のブラジル日系社会は、帝国の飛び地、国民国家ブラジルを形成する一つの移民コミュニティという二重の性格を帯びていました。したがって、ブラジルの日系移民子弟教育においても、日本的教育とブラジル公教育が並行して発展しました。本講演では、1930年代後半に全盛期を迎えたブラジル日系小学校教育を概観し、そこで行われた日本的教育の実践を紹介します。特に、ブラジルのナショナリゼーション政策が進められた当時、日系小学校において、スポーツや銃後運動、修学旅行を通じて、日本的教育が展開していく様子を確認します。そして、日本とブラジルの二つの近代化の連動を見たとき、日本的教育文化がどのような歴史的意味を有し、どのような問題を喚起するのか、考えてみたいと思います。

日時： 10月31日14:00~16:00 （日本時間）;  10月30日21:00~23:00 (米西海岸時間)

開催方法: Zoomを用いたオンライン開催

使用言語： 日本語（英語の同時通訳あり）

イベントURL: https://global.educ.kyoto-u.ac.jp/news-events/events/8298

要事前申込： https://bit.ly/33KSTma

申込期限: 10月29日17:00 (日本時間); 10月29日00:00 (米西海岸時間）

お問合せ先： 京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス

globaledu (at) mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (atを＠に変えて送信してください）

備考： Zoomのミーティングリンクは、後日、申し込みいただいた方にお送りします。

皆さまのご参加を楽しみにしています。