コーディ・ウエダ

(Cody Uyeda)

南カリフォルニア大学で英語とコミュニケーションを専攻し文学士号を取得後、現在同大学法科大学院に所属。趣味は読書と執筆、ダンス、ロサンゼルス探索。

(2018年10月 更新)

 

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ニッケイ物語#7 — ニッケイ・ルーツ:私たちの文化の足跡をたどる

食とアイデンティティについて:私の祖母のお正月

日本のお正月は、他のいくつかの伝統と同様、私の曽祖父母を含む大勢の人たちがより良い未来を築くために日本を離れアメリカへやってきた時、大きな変化をとげました。私が物心ついた頃から、祖母はずっとお正月の指定主催者で、元日の何日も前から準備を始めていました。私も両親と兄(弟)とオレンジ郡からロサンゼルスの祖母の家まで車で出かけて行き、毎年準備を手伝っていました。

私が記憶している限り、お正月はワクワクする行事でした。でもそれは、単においしいものが食べられるというだけでなく、自分が真に日系人だと感じられる数少ない機会だったからです。アジア系住民がほとんどいないコミュニティで育った日系アメリカ人四世の私は、日本文化に触れる機会はもとより、日本食を食べる機会もほとんどありませんでした。そんな中でお正月は、それがほんの一瞬だとしても、家族も私も自分たちの伝統に近づける数少ないチャンスでした。

祖母のお正月の準備は、地元の日本食スーパーに出かけるところから始まりました。出来合いのすしやお弁当セットで妥協するのではなく ...

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