手呂内 朱梨
(てろうち・あかり)
津田塾大学学芸学部国際関係学科所属。2016年3月より1年間のピジネス留学プログラムに参加し、シアトルの日系新聞「北米報知」の記者としてインターンを経験する。帰国後は大学に復学し、2019年3月卒業予定。
(2017年2月 更新)
この執筆者によるストーリー
日本人外交官杉原千畝 — 救った6千人の命
2017年6月2日 • 手呂内 朱梨
CMEグループ名誉会長レオ・メラメド氏の感謝 金融先物取引商品、電子取引システムの創設者として有名なシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループのレオ・メラメド名誉会長は2014年、安倍晋三首相、福井県敦賀市長、早稲田大学を訪問した。ポーランドのユダヤ人家庭に生まれた彼は、日本人外交官、故杉原千畝の発行した「命のビザ」でナチスによるユダヤ人虐殺から逃れた一人であり、杉原の人道的決断に敬意を表し、ゆかりのある団体や自身の思い出の土地を訪れた。 命のビザ――杉原に託さ…
グローバル国際社会と重国籍
2017年2月3日 • 手呂内 朱梨
昨年9月、日本の民進党所属参議院議員蓮舫氏の重国籍問題が日本世論を騒がせたことは記憶に新しい。この一件で、日本社会で重国籍に関する問題が大きく取り上げられたが、同時に日本国民の国籍選択への理解不足が露呈した。アイデンティティや法制度上の手続きなど様々な面で重国籍者が抱える悩みは多いが、日本社会においてその関心度は未だ低いままだ。 同一件は、東京都内在住の男性が、公正証書原本不実記載等未遂の罪で蓮舫氏を東京地検に告発、問題が発覚した。同氏は日本国籍と台湾国籍の重国籍者だった…