ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/journal/author/tao-bo/

ボー・タオ

(Bo Tao)


ボー・タオ(歴史学博士、イェール大学、2019年)は、千葉大学の助教授です。彼の研究は、近代日本における国家と宗教の関係と太平洋を越えた出会いに焦点を当てています。彼は現在、博士論文「帝国の平和主義:アジア太平洋戦争における賀川豊彦とキリスト教」に基づいて、賀川に関する本を執筆中です。

2023年9月更新


この執筆者によるストーリー

再入場:賀川豊彦の1950年アメリカツアー

2023年9月14日 • ボー・タオ , グレッグ・ロビンソン

以前、ディスカバー・ニッケイで日本の伝道師であり社会改革者でもある賀川豊彦に関するコラムを書いたことがある。賀川は生前、約150冊もの著書を著した多作な作家であり、キリスト教社会主義の伝道者でもあった。第二次世界大戦前の社会経済的正義を求める運動の指導者として彼が精神的な側面をもたらしたことから、彼のアメリカ人宣教師仲間は彼を「日本のガンジー」とよく呼んだ。しかし、1939年に実際に賀川がインドでマハトマ・ガンジーと会ったとき、二人は賀川がアジアにおける日本の帝国主義政策を…

愛の法則を定める:1936年賀川豊彦のアメリカツアー

2021年3月12日 • グレッグ・ロビンソン , ボー・タオ

1935 年 12 月中旬。日本郵船の定期船「浅間丸」が 14 日間の航海を終えたばかりだった。横浜を出港し、ホノルルに寄港した後、サンフランシスコに到着した。浅間丸がサンフランシスコ湾に入港すると、800 人の乗客が見守り、これからの冒険や再会に思いを馳せていたに違いない。デッキにいた群衆の中には、米国への入国が突然中止された 47 歳の日本人男性がいた。彼はトラコーマにかかっていることが判明した。トラコーマは目の感染症で、治療しないと炎症を起こして失明する。公衆衛生局は…

ニッケイのストーリーを募集しています! 世界に広がるニッケイ人のストーリーを集めたこのジャーナルへ、コラムやエッセイ、フィクション、詩など投稿してください。 詳細はこちら
サイトのリニューアル ディスカバー・ニッケイウェブサイトがリニューアルされます。近日公開予定の新しい機能などリニューアルに関する最新情報をご覧ください。 詳細はこちら