増岡 幸子
(ますおか・さちこ)
広島県出身の被爆者。日系アメリカ人二世と見合い結婚をし、1962年にアメリカ、シカゴへ移住、二人の子供をもうけた。現在は、そよ風コーラスグループ、シカゴ広島県人会といったグループに所属している。彼女の作る蒸かし饅頭は、どれも一寸違わぬ大きさ形をしており、シカゴの日系コミュニティの中で良く知られている。2009年の新年会では1000個ものお饅頭を作った。
(2010年6月 更新)
この執筆者によるストーリー
シカゴの声
広島 -その1
2010年6月24日 • 増岡 幸子
このエッセイは、シカゴ在住の増岡幸子さんによる被爆体験のスピーチを書き下ろしたものです。 皆様よくいらっしゃいました。只今ご紹介して頂きました増岡幸子と申します。今日は63年前、広島へ原爆が落とされました時に、私の体験しました事などを思い出すままに話させて頂きます。 8 月6日午前8時15分、朝礼といいまして、当時日本の学校では毎朝全校生徒が校庭に並んで朝の行事が行われていました。丁度その時に爆弾が落とされたのです。爆音を聞き空を見上げますと、澄み切った青空にたなびく白い…