野入 直美
(のいり・なおみ)
琉球大学法文学部准教授。専門は比較社会学。沖縄のアメラジアン、日系人、外国人についての調査、ハワイのアメラジアン、ウチナーンチュウのアイデンティティについて調査研究を行っている。
(2008年3月 更新)
この執筆者によるストーリー
世界のウチナーンチュ大会と沖縄県系人ネットワーク」: ウチナーネットワークにおけるアイデンティティ、ハワイの特殊性とジェンダー
2008年3月26日 • 野入 直美
はじめに「世界のウチナーンチュ大会」(以後、大会と表記)は、沖縄県が1990年から5年ごとに開催してきた、沖縄で最大規模のコンベンション事業であ る。第4回大会は、2006年の10月に開催された。沖縄県によると、世界21カ国、さらに国内と県内から、およそ4,900人という過去最多の人々が 集った。参加者たちは、さまざまなイベントを通して沖縄への愛着や誇り、アイデンティティを確かめ合い、交流を行った この章では、まず、第4回大会参加者を対象として行ったアンケート調査の集計結果…