エスター・ニューマン

(Esther Newman)

故郷であるカリフォルニア州エンシニタスへ最近帰郷したエスター・ニューマンは、大学卒業後、オハイオ州クリーブランド・メトロパークス動物園でマーケティングとメディア・プロダクションの職に就く。その後、大学院へ進学し20世紀アメリカ史を学ぶ。大学院在学中に自身の家族史に興味を持ち、強制収容や移民、日系人のホスト社会への同化などといった日系ディアスポラ関係のテーマで独自にリサーチを続けている。

(2010年7月 更新)

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マンザナールよさらば: 次世代に語り継がれる映画のDVD化

役者の視点

「マンザナールよさらば」は、ジーン・ワカツキ・ヒューストンさんと夫のジェームズD・ヒューストンさん共著による回想記を映画化した作品です。物語は、第二次世界大戦中、12万人の日系人が被った不当な扱いを、当時7歳だったジーンの視点からワカツキ家を中心に描いています。キャストとスタッフのほとんどに日系アメリカ人を迎え、アカデミー賞及びエミー賞受賞歴のあるジョン・コーティさんが監督しました。

1976年、「マンザナールよさらば」はNBCで放映され、映画は視聴者に強い衝撃を与えただけでなく、役者のその後の人生にも影響を及ぼしました。主要人物を演じたユウキ・シモダさん、ノブ・マッカーシーさん、パット・モリタさん、マコさんらは ...

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マンザナールよさらば: 次世代に語り継がれる映画のDVD化

「マンザナールよさらば」 ジョン・コーティ監督へのインタビュー

         「常に世の中を変えたいという意志があったんです。」

1度のアカデミー賞と2度のエミー賞を始め、数々の映画賞に輝くジョン・コーティ監督は、映画界で素晴らしい成功を手にしてきました。しかしながら、彼の監督としての真髄は、「ハリウッド的成功」を超えたところにあります。「マンザナールよさらば」を手がけたコーティ監督は、初期の頃から社会正義をテーマとする作品に取り組み、反戦運動、人種差別、市民権運動、障害のある子供達との養子縁組などといった問題を映画の中で扱ってきました。

「マンザナールよさらば」は、第二次大戦中に強制収容された日系人家族を描いた、ジーン・ワカツキ・ヒューストン原作の小説を映画化したものです。ヒューストン夫妻とコーティ監督は、この映画で、ヒューマニタス賞 ...

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マンザナールよさらば: 次世代に語り継がれる映画のDVD化

タイムレス & タイムリー

今から70年ほど前、日系アメリカ人を乗せた最初のバスがマンザナールに到着しました。彼らはカリフォルニア沿岸部の家を追われ、第二次大戦が終わるまで鉄格子の中に収容されました。収容所を取り囲む見張り塔には武装兵たちの監視の姿がありました。12万人のアメリカ市民及び在住者は、「日系」であることを理由に強制的に収容され、その悲劇のひとこまは、米国史に影を落としています。この出来事は、多くの人に未だ知られていない事実であり、多くにとっては知りたくない事実であり、しかしながら、どの時代にも増して今、皆が知るべき事実なのです。全米日系人博物館が「マンザナールよさらば」をDVD化する意義はここにあります。

1976年、NBC(現在のNBCユニバーサルまたはNBCU)は、ジーン・ワカツキ ...

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ヘンリー&ヘレン・ヤスダ夫妻: 家族の大切さ、日系の価値観 - その2

その1>>

ヘンリーとヘレンの結婚式から数日後、ヘンリーは韓国へ渡りました。8か月の赴任の後、ヘンリーは東京の本部へ移動することになり、そこでヘレンは合流しました。「何よりもまず最初にしたかったのは、山口の両親が生きているうちに彼女を連れて行き、家族に紹介することでした」とヘンリーは語ります。「日本のお母さんって、息子の嫁を評価したがるでしょう?」とおどけた様子でヘレンが応えると、「母は彼女を連れて村中に紹介して回ったんですよ」とヘンリー。「そうするより他になかったからでしょう!」とヘレン。

ヘンリーは、調達契約担当官として東京で10年働き、日本の国内企業との数百万ドルの契約締結のための任務に就き、米軍の極東における軍事作戦の遂行を支えました。5人の子供たちのうち4人は日本で生まれました。日本に行ったことでヘンリーの両親と会えただけでなく、ヘレンは、面識も情報もなかった彼女自身の親戚について知ることができました ...

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ヘンリー&ヘレン・ヤスダ夫妻: 家族の大切さ、日系の価値観 - その1

ヘンリー&ヘレン・ヤスダ夫妻の家には、「大和魂」と書かれた掛け軸が飾られています。この言葉は、2人を長年支えてきた日本人の価値観、すなわち、最善を尽くすこと、家族を一番に考えること、教育を重視すること、感謝の気持ちを表すこと、を思い出させてくれているのです。ヤスダ夫妻は、全米日系人博物館で活躍する最も長いボランティアメンバーの一人であり、1992年に博物館がオープンして以来、2人は自らの知識を来館者と共有してきました。夫妻は、博物館やNikkei Parents’ Day Coalition(日系人の親の日を祝う団体)を通して、日系の価値観を守り ...

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