三重 綾子

(みえ・あやこ)

東京都出身。立教大学卒業後、TBSの報道記者として、筑紫哲也のニュース23、外信ニュースを担当。2001年のアメリカ同時多発テロでは、テロ直後のニューヨークで取材にあたり、2005年からTBSのワシントンD.C支局。

2008年、フルブライト奨学金を得て、UC Berkeley Graduate School of Journalismに進学し、2010年5月に修士課程を終了する。現在は、AOLが出資する超地元密着型報道機関Patch.comの記者を務め、サンフランシスコ近郊で取材活動にあたる他、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本語版にコラムを掲載。

(2010年9月 更新)

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ロサンゼルスに根付く、ウチナーンチュ・ジャーナリズム - その3

その2>>

比嘉さんや金城さんのウチナーンチュ・ジャーナリズムは、いわゆる、沖縄の外、世界に散らばるウチナーンチュを対象にしたものだ。しかし、当銘貞夫さん(68)のウチナーンチュ・ジャーナリズムは、沖縄の人々に向けてアメリカのウチナーンチュの活動を伝えている。「自分の書く記事で、沖縄とアメリカをつなげたいと思っているんです」と当銘さん。しかしながら、当銘さんが思い描くようなジャーナリズムの機会はなかなか訪れず、当銘さんが物書きとして成功を収めたのは、渡米から30年を経てからのことだった。

当銘さんは、沖縄本部町生まれ。短大進学のため18歳で上京し、その後、学習研究社で働き始める。しかし ...

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ロサンゼルスに根付く、ウチナーンチュ・ジャーナリズム - その2

その1>>

アメリカでのウチナーンチュ・ジャーナリズムの先駆者は、おそらく、金城(かねしろ)武男さんだろう。

「インターネットってなんですか?」コンピュータを持たない金城さんは、自らが発行する新聞「五大州」をオンライン化して欲しいという要望に対して、こう答えるほど、いわゆる「アナクロ」だ。それもそのはず、金城さんは、世界に散らばるウチナーンチュの動向を伝え、ウチナーンチュ社会を結びつけるよう願って始めた五大州を、コンピュータも使わず、46年間手書きで発行し続けている。

五大州という名前の由来は、沖縄移民の父と呼ばれた当山久三に由来する。当山久三は ...

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ロサンゼルスに根付く、ウチナーンチュ・ジャーナリズム - その1

比嘉朝儀(ちょうぎ)さん(69)の一週間はロサンゼルス近郊のガーデナ市にある自宅の庭から始まる。自らがディスクジョッキーを務めるラジオ番組で今週のネタを考えるのは、沖縄桜や百合が咲き誇る庭にゆっくり腰掛けるのが一番だと、比嘉さんは語る。

比嘉さんの「ハイサイ沖縄」というラジオ番組は、週に2度、ロサンゼルスにある沖縄人社会の動静を伝えるコミュニティラジオだ。「今週は何を話そうかと、考えていることがとても楽しいんですよ。」と比嘉さんは語る。

ラジオの収録は、ロサンゼルス市近郊のロミータ市にあるTeam J Stationというラジオ局で行われる。このラジオ局は、全米で唯一、24時間日本語放送を行っている。ラジオ局の収録ブースで、比嘉さんは収録直前まで ...

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