楠瀬 明子

(くすのせ・あきこ)

福岡県生まれ。1976年からアメリカに在住。1999年に北米報知の編集長を退職。

(2019年1月 更新)

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レニア吟社の85年 ~コミュニティーに根付いて~

シアトルの俳句結社レニア吟社は2019年、発足から85年を迎える。現在19名の会員は月に1度、四季折々の情景と心情を17文字に込めて持ち寄る。「楽しみながら、苦しみながら、俳句とはもう70年ものお付き合いで離れられません」と会員の高村笙子さん。人を引き付けてやまない俳句だが、ここに至るレニア吟社の道は決して平坦ではなかった。粂井輝子・白百合女子大教授による著作を参考にしながら辿ってみよう(以下、歴史部分は敬称略)。

レニア吟社がシアトルに生まれたのは、1934年。川尻杏雨が提唱し、選者は、医師であり山岳写真家としても知られた小池晩人が務めた。作品発表の場は、杏雨が編集主任であった地元邦字紙『大北日報』。後に杏雨が『北米時事』(『北米報知 ...

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