ディスカバー・ニッケイ

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加藤 瞳

(かとう・ひとみ)


東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ&メディア・スタディーズ修士。2011年、元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。北米報知社編集部員を経て、現在はフリーランスライターとして活動中。シアトルからフェリー圏内に在住。特技は編み物と社交ダンス。服と写真、コーヒー、本が好き。 

(2021年5月 更新)


この執筆者によるストーリー

弁護士・吉田美由樹さん ー 日本生まれアメリカ育ち、両国の架け橋でありたい ーその2

2023年4月6日 • 加藤 瞳

その1を読む >> 家族のために「温泉弁護士」として活躍 ポートランドから車で約1時間のワシントン州スティーブンソンに母親の別荘がある。テニスが趣味の母親は、体に痛みを覚えた時など、昔からワシントン州カーソンにある温泉に通っていた。 両親は「近くに泊まれる場所があれば」と、そこから車で5分のスティーブンソンに別荘を購入。「そうしたら、“アメリカン・ドリーム”の父が、うちの土地も掘ったら温泉が出るんじゃないか、なんて言い出して…&h…

弁護士・吉田美由樹さん ー 日本生まれアメリカ育ち、両国の架け橋でありたい ーその1

2023年4月5日 • 加藤 瞳

移民法専門弁護士である傍ら、日本酒ソムリエとして活動、さらにはコロンビア・リバー・ゴージで温泉リゾート施設を営む家族のサポートと、さまざまな顔を持つ吉田美由樹さん。精力的に日々を送る、そのエネルギーの源は何でしょうか。バイリンガルとしてのアイデンティティーを模索しながら育った日系1世の思いについても語ってもらいました。 * * * * * アメリカ移住は父親の長年の夢 「父の『アメリカン・ドリーム』だったんです」。美由樹さんは移住のきっかけを、そう表現する。 横浜で…

インタビュー:切り絵作家 曽我部アキさん ― その2

2021年5月20日 • 加藤 瞳

その1を読む >> 作品作りは「お客さま第一主義」で 制作に当たって大切にしているのは、買い手となる「お客さま」だと強調するアキさんは、いつも感謝を忘れない。ある年、ベルビュー美術館のアート・フェアで、オリジナル作品を注文した女性がいた。やっと子どもが大学を卒業し、生活に余裕ができたので、念願だったアキさんの絵を買うことに決めたと言う。 「本当にうれしかったから、お祝いに、かなりおまけしてあげました(笑)。ありがたいじゃないですか。絵なんて、食べ物と違って、なくて…

インタビュー:切り絵作家 曽我部アキさん ― その1

2021年5月19日 • 加藤 瞳

美しいマウント・レーニアや、満開の桜の向こうに顔をのぞかせるスペース・ニードルなど、どこか日本を思わせる素朴なタッチでワシントン州の風景を切り取る曽我部アキさんの作品は一度目にしたことがあるのでは。シアトルを代表するアーティストの創作の源はどこにあるのでしょうか。制作の裏側を探ります。  * * * * * いつもアートがそばに 「プロのアーティストなんて、なろうともなれるとも思っていなかった」。そう語るアキさんだが、その半生は常にアートと共にあった。 静…

キャバレー・シンガー/ライター、トシ・カプチーノさん

2020年3月3日 • 加藤 瞳

ニューヨークを拠点に、ひとり舞台のキャバレーショー公演を世界各地で行うトシ・カプチーノさん。ゲイであることを公表し、2014年には日本人として初めてニューヨーク州で同性婚を果たしました。「今がいちばん充実している」というトシさんに、その波乱万丈の半生と、人生を豊かにする秘訣を聞きました。 * * * * * いつも隠してビクビクしていた 小さな頃からずっと歌手になりたかった。僕は「スター誕生」出身なんです。福岡県大会で優勝しましたが、残念ながら決勝大会でプラカードは上…

インタビュー: シンガーソングライター エミ・マイヤーさん — その2

2020年2月12日 • 加藤 瞳

その1を読む >> ボランティア・パークでのライブ 今回のシアトル公演は、直前にシアトル入りすることになっていた。「どういう風にバンドメンバーを組めば良いか、かなり悩みました。日本から連れて来る予算もないし、どうすればシアトルに溶け込めるライブができるのかなと」。シアトルで活動するジャズ・ミュージシャンがベストだと思い付いたエミさんは、普段からピアノを習っていて、よく相談しているビル・アンシェルさんに、出演するミュージシャンを選んでもらった。偶然にも、メンバーはみんな、…

インタビュー: シンガーソングライター エミ・マイヤーさん — その1

2020年2月11日 • 加藤 瞳

シンガーソングライターのエミ・マイヤーさんは、京都生まれ、シアトル育ち。デビュー10周年を迎えた今年(2019年)は、7月にシアトルで約7年ぶりとなる凱旋公演を行いました。妊娠、出産を経てカムバックしたエミさんに、これまでのこと、これからのことをじっくり語ってもらいました。 * * * * * シアトルで過ごした日々 エミさんが生まれたのは、ワシントン大学大学院で美術史研究をしていた母親が、1年だけのフルブライト奨学金プログラムで京都に滞在していた時のことだ。「だから…

インタビュー: シンガーソングライターKISHI BASHIさん

2019年9月4日 • 加藤 瞳

いつもユニークでいたい 独創的な音を求めて エレクトロニックなオーケストラ・サウンドと、豊かな高音の歌声、そして日本語を織り交ぜた独特の詞の世界観で、全米で人気を博すKishi Bashiさん。6月16日には、故郷シアトルで凱旋ライブを行いました。ニューアルバムに込めた思いや創作秘話を、ソイソース記者に語ってくれました。 これまで影響を受けた音楽 日本人の両親は共にワシントン大学の学生でした。僕自身は生まれてすぐ、シアトルからニューヨーク州のイサカという街に移り、そこ…

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