ドロシー・ユミ・ガルシア

(Dorothy Yumi Garcia)

ドロシー・ユミ・ガルシアさんは、アーティスト、カルチュラル・ワーカー、教育者として公立及び私立学校や大学で40年以上に渡り教鞭をとってきました。ガルシアさんは、エイズホスピスや少年鑑別所、日本の大学、南アフリカ共和国の非白人居住地域といった様々な場所で、人形や マルチメディア媒体を利用した数百以上の映像作品を制作してきました。2003年ガルシアさんは、教育や持続的な経済発展をアートを通して促進するため、非営利団体「Art Aids Art」を設立しました。南アフリカ共和国に拠点を置くこの団体は、貧困やDV、エイズ危機からのトラウマと戦う女性たちにオアシスとなる場を提供するため、ケープタウン近くのカエリチャに多目的のコミュニティセンターを設立しました。今日までガルシアさんが取り組んできた「作品」の中で、愛娘クロエさんの成長ぶりに最も満足している、とご本人は語っています。

(2013年9月 更新)

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ニッケイ物語#2 — ニッケイ+ ~混ざり合う言語、伝統、世代、人種の物語~

寿司とサルサ、サボテンと竹

戦時中、父ダニエル・ガルシア(1925年12月7日カリフォルニア州パサデナ生まれ)は、日本の軍備施設を攻撃するため、海軍艦船上で砲弾を組み立てていました。一方、母ヨシコ・フチガミ(1930年2月2日厚木生まれ)は、アメリカ人侵略者を狙い撃ちにするため、日本で弾薬の組み立て作業に従事していました。間接的にではありますが、彼らは互いを殺すため懸命に働いていました。結果的にそうはならず終戦を迎え、戦後出会った2人は恋に落ち、結婚しました。

2人の出会いは祖父を通してでした。祖父は、地元警察と軍の間の連絡係でした。ある日、進駐軍の憲兵隊員だった父は、祖父を家まで送り届けることになりました ...

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