ディスカバー・ニッケイ

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阿部 健治マイケル

(Michael Kenji Abe)


カナダ、オンタリオに生まれ育った日系カナダ人三世。祖父母が20世紀初めに日本の九州からカナダへ移住した。父方の家族は大分県別府市出身。父親はポート・アルバー二で生まれ、レモン・クリークに収容されたが、戦後はオンタリオ州ハミルトン市に移り住んだ。母方の家族は1907年をはじめとして福岡県にある大渕村からカナダへと移住。日本の山梨県甲府市に6年間在住した経験があり、1993年よりブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市に妻のいずみと、2人の子である建人と夏姫と共に暮らしている。これまでにビクトリア日系文化協会の会長を務め、現在はビクトリア大学Landscapes of Injusticeのプロジェクト・マネージャー。趣味はゴルフ、書道、墨絵。

(2016年10月 更新)


この執筆者によるストーリー

ある家具の旅路、ある家族の歴史の一片

2021年1月20日 • 阿部 健治マイケル

「Landscapes of Injustice (不正義の風景)」ウェブサイトの”Touched by Dispossession”のセクションに、シリーズでストーリーがアップされています。2016年にこのセクションで、パルディの私の家族の歴史についての記事が掲載されたのですが、それを読んだ読者のある方からEメールが届きました。その一通のメールがきっかけとなり、戦前に私の叔父であるボブ・トヨタが作ったサイドテーブルの回収にむけての素晴らしい旅が始ま…

家族の失われた船団を歴史文書と結びつける

2019年10月29日 • 阿部 健治マイケル

ビクトリア — 1月にブリティッシュコロンビア海洋博物館で開催された「失われた艦隊」展のオープニングイベントでスピーチをさせていただいたことは光栄でした。この展示は1月から3月までバンクーバー海洋博物館から貸し出されていました。発表会では、スーザン・フクヤマさんとその家族について話しました。ビクトリアに住む日系カナダ人三世のスーザンさんは、漁船産業と深い関わりのある家族の歴史を持っています。彼女は家族について素晴らしい研究をしてきました。彼女の物語、写真、遺品が、ビクトリア…

歴史に忘れ去られた町パルディと懐かしの梅の味

2016年10月17日 • 阿部 健治マイケル

第二次世界大戦中、一家がポポフ(Popoff)とニュー・デンバー(New Denver)へ強制移動させられた時、私の母、ルース・アベ(旧姓トヨタ)はまだ幼い女子だった。母は、ショウシチ・トヨタとキリエ・トヨタ(旧姓オブチ)の間に生まれた14人の子供の下から2番目だった。一家はバンクーバー島のダンカン(Duncan)とカウチン湖(Cowichan Lake)の間に位置する木材の町パルディ(Paldi)に暮らしていた。偶然にも、ショウシチの兄ダイゴロウとキリエの姉ハナヨが結婚し…

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