ディスカバー・ニッケイ

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第九話 サクラの花の咲くころ
真司とリンダは子どものころの友だちだ。と言っても、同じ学校に通ったこともなく、同じ公園で遊んだこともなかった。 真司は6歳のとき、お父さんの仕事の関係でブラジルに住むようになった。 お母さんは元ピア…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2013年3月21日


おタネはん
私が初めてPIZZA を食べた時、こんなに美味いものがこの世にあるのかと思った。住んでいた北パラナーではその縁が無かった。田舎者で7歳の子供であった私が、初めてサンパウロに来た時「PIZZA は珍し…

宮村 秀光 • 2013年2月25日


黄金の日々
遠い昔の思い出と言うものは心に残り、又、その時を体験したもの同士が、それを語り合う時には何とも言えない満足感に満ちた一時がそこに漂い、見ている人もそれに感激することがたびたびある。私が、亡母(84)…

宮村 秀光 • 2013年2月15日


第八話 カーニバルの悲しい出来事
私は日系二世の70歳のおばちゃんです。昔からカーニバルにはあまり興味がありませんでした。カーニバルとはブラジル人にとって、年に一度の楽しみだとしか思っておらず、「ブラジル人ではない」と認識している私…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2013年2月8日


第七話 ケンジンニョのすばらしい年末年始
日本生まれのケンジンニョは両親が別れた後、母親と一緒にブラジルへ渡った。 日本に残った父親は1年半後、約束どおり、息子を迎えに行ったが、意外なことが起きていた。元の妻のヌビアは再婚してリオに住んでい…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2013年1月24日


ある日系二世ブラジル人の正月の想い
私は元旦生まれである。父母の生涯でもっとも異常な時期であった戦時中、サントス市日本人退去命令のため、田舎町パラガスー・パウリスタの小さな日本人旅館「丸林」の一室に住んでいたときに生まれたと、父の古い…

宮村 秀光 • 2013年1月18日


第六話(後編) マユミは此処!FELIZ NATAL!
第六話(前編)を読む>> 何と言ってもナタール(クリスマス)はデカセギにとって特別な祝日だ。無関心な人は誰もいない。みな、その日が来るのを心待ちにしている。家族や友人と集り、その時だけは多忙な生…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2012年12月24日


第六話(前編) 「Mayumi」は今、何処?
早朝、大きなバスケットを両手でかかえた若い女性が街を歩いていた。 公園のベンチに座り、ひと休みする。空を見上げると、濃い灰色の雲がどんどん横に流れ、自分も一緒にどこかへ連れて行かれるような気がした。…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2012年11月21日


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