(英語)それらの船は全て日本人によって造られたもので、実際に造った人たちは、日本で造船技術を身につけてからカナダにやって来た人たちもいたでしょうが、ほとんどの人たちは独学かここで見習いをしながら、日本の漁船の造り方を学んだのだと思います。 確か1984年か85年に僕たちが初めてヴィクトリアに行った時、初めは蟹を買うつもりでフィッシャーマンズワーフへ行ったんです。そしたら「6番の波止場に行って、蟹漁をしてるエッジーという男がいるから彼に会いに行ってみるといいよ」と言われたので、会いに行ったんです。僕がそこで彼の船を見た時、彼に「それは日本の漁船じゃないですか」と言ったんですよ。すると彼は、「そうですよ。1933年製です。まだ漁に出れますよ。」って。それは既に50年以上も使われている船だったんです。でも性能はいいし、状態も良く、しっかり動いていたんです。ものすごく汚れてましたが、それ以外は船楼がどんな構造になっているか全て見て取ることができたんです。手製の船でしたね。 当時の船は手で造られていて、その頃プリンスルパート地域には、少なくても4、5箇所の日本の造船業地帯があり、フレイザー川周辺にもそういった地帯がたくさんあったようです。船はそこで造られていたんです。
日付: 2006年7月25・26日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: トム・イケダ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.