ディスカバー・ニッケイ

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祖父と僕

小さい頃に帰ってしまうんですけどね、私の祖父が船乗りでね、第2次世界大戦以前にね、もう世界中の港と言う港を回っていたんですよ。帰ってきて、私が生まれて、ちっちゃい頃にね、その祖父の家へ行って、そんな話を聞くのすごい楽しみだったんですよ。オランダのどこどこの港はどうだったとか、ロンドンはどうだったとか、ペルーはどうだった、アルゼンチンはどうだった、モンテビデオどうだったとかね。そういった話をもう散々、祖父がもううんざりするぐらい、私「どうして、どうして」「どうだった、どうだった」と聞いていたんでね。だから、外国に対する憧れはあって、最初はアルゼンチンに来たんですよ、私。海外旅行。いきなり、アルゼンチンに来たんでね。だから、その時にね、これが外国かということでね。ただアルゼンチンに来ただけで感動していました、すごく。


日付: 2006年

場所: アルゼンチン、ブエノスアイレス

インタビュアー: タケシ・ニシムラ、リカルド・ホカマ

提供: アルゼンチン日系センター

語り手のプロフィール

沖縄出身。大学3年の夏、親戚がアルゼンチンに住んでいたので初めて海外旅行をし、卒業後再度訪れ、偶然、日本語教師の仕事とめぐり合った。現在、セントロ日系アルへンティーノの日本語クラスの教頭を務めている。(2006年)