ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/737/

庭師として成功するためには(英語)

(英語)イギリスに移住する前は、仕事はとても順調に行っていて、「スターご用達の庭師」と呼ばれるくらいでした。クライアントには、ロッド・スチュワート、シルベスタ・スタローン、アンジー・ディキンソンが居ました。アン・マーガレットは今でも私の顧客です。他にも名前は忘れましたが、あ、歌手のハリー・ニールソンもいましたね。私は、クライアントには常に正直に接し、何をしているのか、いくらかかるのか話していたので、信頼されていましたし、いずれのクライアントともいい関係にありました。

でもまあ、良き庭師であることが先決ですね。彼らの好みや好きな色を知ることです。そういうことをきちんと把握していないと、「これは一体何だ?この請求書は何だ?」と言われるでしょうし、トラブルの原因になるんですよ。私は、そういった説明をする必要が一切ありませんでした。何をするにも事前説明を怠らなかったからです。とにかく正直であるべきですね。1日で100万ドル稼ごうとしてはいけません。何年もかかるんです。庭師に必要なのは、実直さです。


日付: 2005年12月1日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: ダニエル・リー

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

ルー・キタシマ氏は、ロサンゼルス出身の日系三世の庭師です。子供の頃、第2次世界大戦中に、家族と共にアリゾナ州ヒラ・リバーの収容所へ収容されました。そして戦後再び、父親が庭師として働いていたロサンゼルスに戻りました。若い頃は、空軍の戦略空軍司令部としてイギリスに駐在し、イギリス人女性と出会い結婚しました。そして任務が終了した後、キタシマ氏は妻と3人の子供と共にアメリカに帰国しました。

帰国後は、造園業に従事し、ロッド・スチュアート、シルベスター・スタローン、アン・マーガレットなど有名人から仕事を受け、「スターご用達の庭師」として知られるようになりました。その後、家族とイギリスに渡り造園業を始めますが、のちに家族をイギリスに残してアメリカに戻りました。

キタシマ氏はロサンゼルスで造園業を再開し、2003年に引退するまでの17年間、ウエスト・ロサンゼルス・カレッジの庭師の責任者を務めました。そして今でも、活動的でいるためにと顧客を何人か持ち、働き続けています。(2007年7月7日)

マサオ・コダニ

日系アメリカ人の庭師ダンス(英語)

ロサンゼルスの洗心仏教寺の開教使・緊那羅(きんなら)太鼓の共同創始者。

ハルノリ・オダ

造園業から園芸場経営へ(英語)

新一世実業家 (1927-2016年)

高塩 明

ボーディングハウスでの荒れた生活

新一世、居酒屋と割烹のレストラン「本多屋」の社長