HLA(組織適合抗原)タイプと移植史に関する本(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)(私が編集した)2冊の本『History of HLA』1と『History of Transplantation』2は、今では大変貴重な本になっているのではないかと思います。本に携わった多くの人たちはもう亡くなられてしまいましたから。今思うとあの時に本を編集しておいて本当に良かったと思います。本の前書きをお読みになったかどうかわかりませんが、そこに私はこの本が『羅生門(映画)』(スタイル)の歴史本だと書きました。つまり、その人の個人的な視点から見た歴史を語ってもらったということです。私はそのように本を編集したかったのです。ですから私は(インタビューを受ける人たちに)「あなたの語る歴史が正しいかどうかわかりませんが、そんなことは気にせずに、あなた自身が思った歴史を語って下さい」と言いました。このようなやり方で編集を進めていきました。

それぞれの人がその人の視点からみた歴史を語ったことは、とても良かったと思います。本を読んでいただければわかりますが、歴史本というよりも、ひとりひとりが(HLAや移植に)貢献したことを書いたものなのです。それでいいのです。そうすれば読者がみんなの話を総合することによって、どのような歴史だったのかわかると思いますから。 またこれらの本は、ひとりひとりが言ったことをまとめたものなので、将来にわたって重要な参考文献になると思います。みんなが語った歴史にそれほどくい違いがないのには感心しました。つまり2人の人が何を行いましたと語ったことがきちんと一致していたということです。また本を読んでいただければ、科学の世界では若い人たちは色々な研究所に移るので、様々なところ(研究所間)で交流があることがわかります。それは(花粉が)色々なところに送粉されるような感じなのです。これら若い研究者達によって、知らなかった人たちがどう繋がったか、この本から見えてきます。

1. HLAとは「human leukocyte antigen(ヒト白血球抗原)」の略語で、白血球の血液型を決定するための、体中の細胞ににある遺伝マーカーです。HLAシステムは、臓器移植や血小板輸血の際に組織適合性を調べるのに使われます。HLAタイプは1万以上の種類に及びます。

2. P.I. Terasaki, ed., 1990, History of HLA. Ten Recollections, Los Angeles: UCLA Tissue Typing Laboratory; Paul I. Terasaki, ed., 1991, History of transplantation: Thirty-five Recollections, Los Angeles: UCLA Tissue Typing Laboratory.

日付: 2004年2月10日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: グウェン・ジェンセン
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

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