(英語)当時私は、ウォルト・ディズニー・スタジオの見習いとしてロサンゼルスにいました。私の師、イワオ・タカモトが、ディズニー・スタジオに雇われた私の実質的な責任者でした。イワオは、見習いのアニメーターとして働く私の先生、つまり師でした。とても厳しい人でした。あらゆる細かい線を含む全てが完璧でなければなりませんでした。私の絵を修正する彼の前に立ちながら、私は時々父のことを考えていました。父の言うことを聞いて、理容師になれるよう資格をとっていればよかったかな、などと考えていました。イワオの要求に応えられるようになれるのかどうか、分からなかったからです。
スタジオではイワオは、“イオ”と呼ばれていました。白人には“イ-ワ-オ”という発音は少し難しかったので、“イオ”と発音していました。「イオ、イオ、」と(声をかけていました)。業界では親しみを込めて、イオ・タカモトと呼ばれていました。
日付: 2015年8月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター