僕があの世話になったのは、ボーディングハウスでガーデナヘルプする見習いとかね、ガーデナのヘルパーとして働いている時、たくさんの一世に会っているんですね。この一世達というのは、結婚できなくて一生独身で通した一世。それからメキシコから国境を越えてきたいわゆる、今言われるメキシコ系の何ていうんですか、ウェットバックですね、こういう方。それから奥さんを亡くされて息子さんと住んでいるんだけど、息子の嫁が二世でうまくいかないんで家を飛び出してボーデンハウスに行った。こういうね、まだ一世の晩年に、僕は運が良くて、たくさんの方にお会いして、個人的な話も色々聞かされましたしね。で、日系社会がどうなっているのか、どういう風にこれから変わっていくのであろうかっていう、そういう暗示みたいなの。僕にとってのアメリカの学校はボーディングハウスで一世達から話を聞く事でした。
日付: 2012年1月31日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ、西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター