世紀の大発見、シクラス

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実はその天野がまだ元気な時に、ほとんど週末っていうと、チャンカイの、我々遺跡に行ってまして。そこのところに私も何度も天野と通っていたチャンカイ時代の遺跡がある場所なんですね。チャンカイ時代の。そこに小さな山がね、こう二つ、こう瓢箪のようになってる山がありまして、それは古い遺跡だということは分かっていたんです。天野も何度もそこを通って、上がっては降りたりしてるんですけども、ついに天野は、それがその三千年ぐらいの古いものであろう、ものだろうけれども、自分にとっては関心が、対象外の、関心外の文化だと、時代だということでずっと無視してきたんです。

で、ところが、そこがあの二年ほど前に、偶然なことで、盗掘の跡が見つかりましてね。その断面を見ていきますと、シクラスと呼ばれてる葦で作った、紐状の網がある、建築ワークに使われてるんですが、それがね大量に、そのマウンドの下にあるっていうことが初めて分かったんですね。ところがそれが日本で鑑定をしてみたら、全く予想外の、えー4700年プラスマイナスいくら。約5000年前の数字が出てきて、それで我々仰天したわけなんですね。

っていうのは、それほど古い時代に、チャンカイに、その大きな、おそらくそれは、神殿だと思われるんですけども、階段状のピラミッドの構造を持ってるってことまでは、現時点で、発掘で分かってきてるんですが。そういうものがあるということが、全く我々予想してなかったし、それだけ古いものがあるはずがないと思っていた。ところが、そのカーボンフォーティーンの結果は、我々の想像よりも約2000年も遡るというとんでもない数字だったわけで。これでびっくりして、我々緊急発掘調査を始めて、今本格的な発掘を始めているところなんですが。

・・・ 今までのアンデスの文明っていうのは約3000年ぐらい前に、紀元前の1000年ぐらい前に本格的な文明が始まったということが、どこの教科書にも書かれてるわけですけども、その我々がっていうか、天野がいつも通っていた、そのチャンカイという谷では、これは世界で初めて、一番最初にその証拠を我々が見つけることになるわけですので。まぁ一種の、天野の、僕はお導きというか、天野から我々にくれたプレゼントではないかと思ってる。天野とああいうところに通っていなければ、今度の発見は単なる山のうちの一つで、そういう発見に結びつけることはなかったと思うんですがね。

日付: 2007年5月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

archeology peru Shicras Yoshitaro Amano

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