インタビュー
渡米後の農場生活
とにかく後継ぐつもりでおったから、真面目で、一生懸命やりました。えぇ。だから、冬もね、あのー、夏もなかったですね、ほとんど。で、ハーベストタイムはね、僕、よく言うますけど、3ヶ月だったんですよ。トマトとキャンタロープなどをね。ああいうスクワッシュだの入って。で、一晩ね、だいたい3時間から、一日4時間ぐらいしか寝なかった時ある。ずっーとですよ。3ヶ月ぐらい。
っていうのは、あの、お百姓さんっていうのは、出荷しない時でも、用意があるんですね、いっぱい。その次の。ですから、夜などは、ことにあの、その、ウィークディはですね、レイバーボーイをピックアップして来て、朝早く。そして、連れて行って、置いて、今度全部やってから、今度レイバーボーイをキャンプに戻すでしょ。で、戻って来たら、次の日の用意しなきゃいけないですよ。お水の用意したり、いろんな。そうすると、そんな時間ない。「よし、早く寝よう」って言うんですよ、おじさんが。だけど、もう寝る時、もう11時はすぐ済みます。で、次の日の朝、今度もっと、ほら、あのー、早く起きなきゃいけないでしょ。もちろん、飯食わんかったら、働けないから、飯食う時間もあるしね。そうすると、やっぱり寝る暇ってあんまりないんですよ。
おじさんがね、僕自慢するんじゃないけど、言いましたね。「お前はよく働くなぁ」って。「お前のように働くのは見たことない」って。
日付: 2007年5月8日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 渡辺 美津江
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター