強制収容以前に経験したトラウマ (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 私は、父はロングビーチの養豚牧場からまっすぐ家に戻って来ると思っていました。でも実際父は、戻りませんでした。父は刑務所に入れられたのです。その次の日には出所できたのですが、そこでの経験がつらいトラウマになったようです。父はその後、当時のことをほとんど語りませんでした。刑務所の中では、酔っぱらった人たちが、頭を殴られたり、ひどい扱いを受けていたそうです。でも、こんな話を父がしたのも1度きりで、その後一切その話をすることはありませんでした。この経験は、父の中にトラウマとなって強く残ったのだと思います。

でも、父の場合は、1日で刑務所を出ることができたのですが、他の多くの人たちは、特に、日系組織のリーダーや何か特権的な地位に居た人たちは、ひどいことに、もっと長く刑務所に入れられていたのです。そして家族は、父親の行方は何も知らされないままでした。

当時、よく言われていたのは、突然父親だけが引き離され、どこかわからないこところに連れて行かれることがあるから、コートや何か着るものは必ず持たせなさい、ということでした。そして父のことは、私にとってもトラウマとなりました。私も当時の経験を、しばらくの間話すことはできませんでしたし、誰も当時のことを語りませんでした。今では、強制収容の話はよく聞きますが、私にとっては、それ以前の経験の方が恐ろしかったのです。

日付: 2005年3月31日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: グウェン・ジェンセン
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

discrimination incarceration racism World War II

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