ブラジルへの日本移民を扱ったドラマ 『ハルとナツ』
昭和9年(1934年)、高倉一家は北海道の貧しい生活から抜け出すため、ブラジルへの移住を決意します。しかし妹ナツ(当時7歳)はトラホーム(眼病)と診断されたため神戸港からの船に乗れず、一家は「お金をためて3年後にナツを迎えに来る」と約束をし、ナツ一人を日本へ残しブラジルへ旅立つのです。2歳年上の姉ハルはブラジルからナツへ手紙を書き続けたのですが、その手紙はナツの手には届かず、一方ナツが書き続けた手紙もハルには届きませんでした。3年たっても思うようにお金がたまらず、一家はそのままブラジルへ、ナツとは音信不通のまま現在に至るのです。そして、70年たった現在、ハルはナツに会いたい一心で日本へ戻り、戸籍をたどりナツを探しあてます。そこで初めて、当時お互いの書いた届かなかった手紙を通して、70年間に渡るお互いの苦難の日々を知ることになるのです。 残念ながら、私はこのドラマをTVで見ていないのですが、運良くこのドラマの台本を元に構成された本(橋田壽賀子、『ハルとナツ』NHK出版、2005年)を読むことができました。戦前・戦中・戦後における時代背景を反映した、ブラジル・日本における二人の女性の苦難の日々を描いた、橋田壽賀子さんらしい感動の作品であると思います。 現在はポルトガル語版の製作も進んでいるそうです。 このドラマを見た方、または本を読んだ方、ぜひ感想をお聞かせください。 LAで昨年見ました。ちょうどブラジル移民を扱ったノンフィクション、「蒼氓の大地 (そうぼうのだいち)~高橋幸春 著」を最近読んだところだったんで、とても興味深かったです。その後、ドラマについて調べていくうちに盗作疑惑があったり…などのことも知りましたが、移民をテーマとした作品は日本ではドラマになったり、本が出て一般の人に知られること自体が少ないので、そういう意味では多くの人に移民の歴史を知ってもらう良いドラマだったと思います。 ちなみにとある女性誌で、主演女優さんが「脚本を書いた橋田先生は、ブラジルには実際に行っていないのに、いざロケがはじまると何の違和感もなくドラマがとれた。資料だけでここまで脚本が書けてしまうなんて素晴らしい」と発言していたので、ちょっとそれには二度ビックリ。 盗作疑惑の真偽のほどはともかく、ドラマとしては出演陣の熱演もあり、非常に良い出来だったと個人的には思います。今後も、日本で各地の日系移民を扱ったドラマやドキュメンタリーが放映されることを祈っています。 |

Hi, I am Edson and a Japanese Brazilian sansei currently living and working in the Washington DC area. For those that be interested in the history of Japanese immigration to Brazil I do recommend to see the NHK drama "Hasu and Natsu - the letters that did not arrive". For those that live in the US,the drama (5 episodes) was shown at TV Japan (Dish Network) last week (Dec 25 ~ 30). If you missed, perhaps you can get a copy from a video rental, although everything is in Japanese except some few Portuguese dialogues with subtitles in Japanese. NHK also had a 90 min special about Japanese immigration to Brazil and also the Japanese Brazilians currenlty living in Japan ("dekasegui"). The drama raises the issue of happiness and very interesting for Japanese immigrants descendants. For those that saw it and want to share some thoughts about the drama, please let me know (Japanese is fine, although my writing skills are poor)