リベラルタのニッポン人 (1) -近野 房江-
ボリビアのリベラルタ移民について調べるにつれ、リベラルタにかけられた希望やそれを叶える為の途方もない苦労が、涙ながらにお話を聞かせて下さった一世の方々からも窺えました。上手く文章に出来なかったのがもどかしいですが、リベラルタ移民が残した辛苦の足跡が紛れも無くボリビア日本人移住の歴史の道に繋がっている事をより多くの方に知って頂ければ幸いです。
* * *
84歳。熊本県出身。
1936年、祖父の呼び寄せによりリベラルタへ。
父(一男)、母(ハツヨ)、姉、フサエさんを含め4人姉妹で入る。当時9歳。
ブラジルで6ヶ月を過ごし、列車でカチュエラエスペランサへ。
そこから船でリベラルタにはいる。ブラジル滞在中マラリアにかかるが一命は…