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ボリビア・サンフアン移住地のお祭り 「入植記念サンフアン祭」

ボリビア国東部サンタクルス県に位置するサンフアン日本人移住地は、2005年に入植50周年を迎えました。日系人口およそ750人、現在、三世までが居住しています。

サンフアン移住地の一大イベントである「入植記念サンフアン祭」は、毎年7月後半の土曜日に行われます。この日は、朝から運動会、展示会、盆踊りが催され、移住地の人々総出で朝から晩までお祭りを楽しみます。

今年は7月19日に行われ、400mトラックでの運動会、移住地産の野菜や婦人たちによる手芸、いけばな、書道を展示する農産物展示会、夜には炭坑節の音楽が響きわたり、盆踊りが繰り広げられました。

このお祭りが最初に行われたのは1960年、入植5周年を記念して開催されたと記録されています。

当時のサンフアンは、開拓の途中にあり、電気、水道、通信網など基本的なインフラ設備もなく、道路も造成中といった大自然の中での村づくりを進めている真っ只中。開拓は時として人の心も荒ませ、「3人集まると事件が起こる」とすら言われた時代でもありました。

そんなときでも、前向きに明日への展望の期待をこめよう、先人の霊に祈りを捧げようと企画されたのがサンフアン入植記念祭の始まりです。

1960年8月20日、初めてのお祭りは慰霊のミサで始まり、演芸会、スポーツ大会が行われ、バーベキューが振舞われました。翌日の運動会は移住地の入り口から中心街までの聖火リレーで幕を開け、移住地の全員が参加して子供から大人までが楽しみました。

その後、毎年入植記念祭は行われ、15年、30年、40年、50年と節目の年には、政府関係者や日本からの来賓を招いて盛大な記念式典を執り行っています。

入植30年記念祭で、取材のボリビアの記者団に対して当時の日ボ協会長は、お祭りの意義をこのように説明しています。「次の世代に残せるもの、それ は土地や家やトラクターといったものを与えることとは違う。このような祭典の機会を捉えて団結の力を教え、日本人の良い面を忘れないようにすることを教 え、開拓者のたくましさを失わないように教え、いつまでも日本とボリビアの良い架け橋になる努力を教えることだ。これらを願って開くので意義があるのだ」 と。

先人の残した言葉は今も受け継がれており、移住地全体でお祭りを企画しながら、協力し合うこと、互いの信頼を深めること、そしてふるさとを愛する心を、未来を担う子供たちにも受け継いでほしいとの願いがこめられています。

現在、移住地内外の在留邦人やボリビア人が楽しみにしているのが「盆踊り」。この日をめがけて国内外からの里帰りが多く見られ、知人のつてでサンフ アンを訪れる人も少なくありません。やぐらに太鼓、浴衣にはっぴ、花火に屋台といった日本の盆踊りを思わせるイベントは、サンフアンに住む人々のふるさと を代表するイベントとして、日本ボリビア交流の機会になっています。

*本稿は、ボリビア日系協会連合会(ディスカバー・ニッケイの協賛団体)が協賛団体の活動のひとつとして、当サイトへ寄稿したものです。

© 2008 Kimie Bani