The Nikkei of Latin America and Latino Nikkei

Lic. Alberto Matsumoto examines the many different aspects of the Nikkei in Japan, from migration politics regarding the labor market for immigrants to acculturation with Japanese language and customs by way of primary and higher education.  He analyzes the internal experiences of Latino Nikkei in their country of origin, including their identity and personal, cultural, and social coexistence in the changing context of globalization.

identity ja es

在日二世代目の日系ラティーノの挑戦

日本に南米の日系就労者が来日してからすでに四半世紀が経っている。1990年の入管法改正前から滞在している人を含めればもう30年にもなるのだが、その間日本や世界の経済情勢そして南米諸国の経済回復等によって、多くのものが行ったり来たりし、一度は日本から引き揚げたにもかかわらず近年また戻ってきたものもいる。いずれにしても入管統計によると、17万人のブラジル人、4.7万人のペルー人、その他数千人ずつのアルゼンチン人、ボリビア人、パラグアイ人がこの日本に定住している。これ以上増えることは今のところなく、ほとんどがかなりの年数をこの日本で生活しており、家庭を設け、子供達も日本の公教育を受けている。

その子弟は、日本で生まれても親の国籍を維持しているため、ほぼ日本人であっても、ブラジル人、ペルー人である。そして、在日ブラジル・ペルー人二世という位置付けもできる。外国にルーツを持つ子弟という言い方もしているが ...

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culture ja es

日系社会とグローバルデジタル時代の日系ミレニアル世代

1980年代から2000年代初めに生まれた世代は、「ミレニアル世代millennials」と呼ばれている。日本のバブル時代(1986年12月〜91年2月)に生まれ育った子は間違いなくミレニアル世代にあたるが、加えて2017年の今、高校または大学を卒業する人もそのカテゴリーに入る。彼らは生まれながらの世代である。こうした新しい世代の若者をどのようにマネジメントするか、社会または会社に役立つ人材として育成するか、またどのように彼らのニーズを把握してその市場を攻略するかは企業にとって大きな課題である。企業は労働人材および市場としての、行政は納税者としての、政治は有権者としての、ミレニアル世代にどうアピールすべきか模索している。2000年以降、先進国を始め社会的にミレニアル世代が注目されるようになり、大学や民間シンクタンクでも数多くの研究が行われている。

私も、中南米の若手日系人が留学や研修で来日するたびに、ミレニアル世代を観察してきた。日本のような先進国と、ラテンアメリカのような新興国や途上国の若者とは違う部分は当然あるのだが ...

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sports ja es

日系人とスポーツ:誇れる試練と連携

2016年のリオ五輪では、地元日系社会は様々な方法で日本をサポートした。ブラジルを訪れた数千人の日本人観戦者の医療支援1やボランティア案内などだけではなく、各競技では日本人選手を応援し、女子マラソンでは「応援こいのぼり」まで準備したのである。また裏方としても、公式マスコット「ビニシウスとトム」を製作したのは日系人のルシアナ・エグチで、聖火リレーのトーチをデザインしたのも日系人のホーミー・ハヤシである。一方、五輪選手としても二人のブラジル日系人が銅メダルを手にした。アルトゥーロ・オヤカワ・マリアーノ選手が体操の男子種目別床運動で、そしてポリアナ・オキモト選手が水泳のオープンウオーター女子10キロで、この功績を残した。一部の競技では ...

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migration ja es

アジアからの留学生の勢い、日本の中小企業海外進出に貢献

昨年9月にかながわ国際交流財団から、これまで南米出身の日系留学生の研修をしてきたこの私に、アジア系留学生のセミナーに講師して参加してほしいという依頼がきた。驚きでもあったが、自分もアジア系留学生のことをもっと知りたいという好奇心にかられて、快く引き受けた。神奈川県内の専門学校と日本語学校、ベトナム協会が連携した企画で、諸先輩の体験発表や法律関係のアドバイス講義(筆者が担当)、関係団体による就職支援コーナーが設けられた。午前と午後の2回にかけて行われた研修では、在学している学校のサポートもあり、数百人単位の留学生が次から次へと各講習会に参加した。研修は日本語だけでなく、ベトナム語、ネパール語でも行なわれた。参加した留学生の多くは、現在日本語を学んでいる者、または既に日本語コースを終えて専門学校に在籍している者だったので、日本語の理解力はかなり高く、日本での就職を希望していた。

法務省入国管理局の2015年12月末の統計によると、現在日本に在留している外国人は220万人で、そのうち183万人がアジア諸国出身 ...

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education ja es

南米日系社会の日本語教育

前回のコラムで、世界には400万人が日本語を学習していると指摘したが、海外の日系コミュニティーだけ見るとどれぐらいの受講生がいるのであろうか。国際交流財団の2012年の報告書によると、南米には443の日本語教育機関があり1,652人の講師が32,968人に教えているとある。これは世界の学習者の1%にも及ばない。南米の日系人受講者の数は更に少なく、南米全体の半分かそれ以下だと推察できる。

中南米には約160万人の日系人がいるが、世代交代もかなり進み、日本語への関心は以前ほど高くない。日本語教室に通っていても、ほとんどが週1−2回程度で、小学校から継続的に勉強し、中学レベルの日本語を学んでいる日系人子弟は非常に少ない。

とはいえ、パラグアイやボリビアの日本人移住地や日系人が集住している都市部では、コミュニティーによる日本語学校が整備されている。これらの地域では、毎日日本語を勉強している学生も多い ...

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