Discover Nikkei

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The Nikkei of Latin America and Latino Nikkei


14 Dec 2007 - 14 Feb 2022

Lic. Alberto Matsumoto examines the many different aspects of the Nikkei in Japan, from migration politics regarding the labor market for immigrants to acculturation with Japanese language and customs by way of primary and higher education.  He analyzes the internal experiences of Latino Nikkei in their country of origin, including their identity and personal, cultural, and social coexistence in the changing context of globalization.



Stories from this series

カンクンCOPANIとユースの今後の課題

Nov. 28, 2011 • Alberto J. Matsumoto

二年毎に開催されるパンアメリカン日系人大会COPANIは、今回メキシコのリゾート地カンクンで行われた1。カリブ海の美しい海辺にあるパレスホテルが会場になったが、今回は企画から運営にわたり、大会のほぼすべてを二十代の若者たちが担った。 日本で毎年行われている海外日系人大会でも近年「ユースの分科会」があり2、日系留学生を中心に日系人のアイデンティティーや今後の役割、日本との絆等について議論したり、その時々の課題について発表したり討論を行っている。この大会には中南米をはじめ…

ラテンアメリカの経済成長と日系社会

Nov. 7, 2011 • Alberto J. Matsumoto

2011年の7月末から9月の頭まで、約40日間にわたってペルー(リマ)、アルゼンチン(ブエノスアイレス、ラプラタ、ロサリオ)、ブラジル北部(ベレン、マナオス)、そしてメキシコ(カンクン)を訪問した。アルゼンチンへの里帰りも兼ねてだが、ほぼすべての国において日系社会と関係した行事や会合に参加してきた。と、当時に今大きく変動し注目を浴びている訪問先の社会や政治についても興味深く可能な限り観察した。いずれにしても、どの国の日系社会も活気がある部分とそうでない側面がみられた。 …

51回目の海外日系人大会と分科会の議論 -その2

March 22, 2011 • Alberto J. Matsumoto

>>その1文科省大臣官房国際課の阿蘇室長からは2010年3月に決定された「定住外国人の子どもの就学緊急支援事業1」等について詳細な説明があった。外国人子弟が義務教育の対象になっていないものの、特にブラジル人集住都市の行政は様々な試みを講じており、日本の学校への受け入れ対策やそれをサポートする仕組みの拡充が展開されている。特に経済危機の影響で、かなりのブラジル人学校が閉校、または経営難で運営の継続が難しくなっているため、国としても未就学対策や公立学校での日本語学習サポートを重…

51回目の海外日系人大会と分科会の議論 -その1

March 15, 2011 • Alberto J. Matsumoto

毎年10月に開催されている海外日系人大会は、昨年第51回目を迎え、テーマ毎の分科会方式で会議が進められた1。近年は欧州等からの参加者も多く、従来の移民というより新一世と言われる国際結婚の配偶者や元駐在員の長期滞在者とその子弟の課題、在日日系人と留学生というユース・グループの存在が目立つようになった。 筆者は、分科会「在日日系人」の運営・進行を担い、これには、自治体の外国人支援対策の職員や相談員、NGO団体の代表者、そして南米日系社会の団体の長らも出席し、厚生労働省外国人雇…

日本の日系ラティーノに対する支援策を検証~「弱者」と決めつける危険性

March 8, 2011 • Alberto J. Matsumoto

2010年8月末日本政府は内閣府を通じて「日系定住外国人施策に関する基本方針」を発表した1。日系定住外国人の集住する自治体による、国に対しての「外国人が日本社会に適応して生活していくために必要になる施策について、国としての体系的・総合的な方針を策定してほしい」という要望にもとづいたものだという。これは、80年代末以降南米から出稼ぎに来た日系就労者に特化した支援策であり、1)社会の一員として生活できるため、2)子供を大切に育てていくため、3)安定して働くため、4)社会の中で困…

南米の社会情勢・家庭事情と日本の日系ラティーノ

Oct. 13, 2010 • Alberto J. Matsumoto

前号では、南米の教育事情を紹介するとともに、それが少なからず日本の日系ラティーノにも反映していると指摘したが、本稿では南米の社会情勢と家庭の事情が日本在住の家族構成にも多少影響していることについて考えたい。特に移民の家庭となると一般論ではあるが、親が別々に居住していることや、一緒に住んでいても社会に適応できないこと等が子弟の教育や夫婦関係に影響し、子供の学校中退や、親の離婚を招いたりする。560万人の外国人移民(227万人がEU域内出身で、337万人が域外出身)が住んでいる…

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Author in This Series

Nisei Japanese-Argentine. In 1990, he came to Japan as a government-financed international student. He received a Master’s degree in Law from the Yokohama National University. In 1997, he established a translation company specialized in public relations and legal work. He was a court interpreter in district courts and family courts in Yokohama and Tokyo. He also works as a broadcast interpreter at NHK. He teaches the history of Japanese immigrants and the educational system in Japan to Nikkei trainees at JICA (Japan International Cooperation Agency). He also teaches Spanish at the University of Shizuoka and social economics and laws in Latin America at the Department of law at Dokkyo University. He gives lectures on multi-culturalism for foreign advisors. He has published books in Spanish on the themes of income tax and resident status. In Japanese, he has published “54 Chapters to Learn About Argentine” (Akashi Shoten), “Learn How to Speak Spanish in 30 Days” (Natsumesha) and others. http://www.ideamatsu.com

Updated June 2013