Discover Nikkei

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The Nikkei of Latin America and Latino Nikkei


Dec. 14, 2007 - Feb. 14, 2022

Lic. Alberto Matsumoto examines the many different aspects of the Nikkei in Japan, from migration politics regarding the labor market for immigrants to acculturation with Japanese language and customs by way of primary and higher education.  He analyzes the internal experiences of Latino Nikkei in their country of origin, including their identity and personal, cultural, and social coexistence in the changing context of globalization.



Stories from this series

日本のグローバル人材とは? パート1

Dec. 11, 2013 • Alberto J. Matsumoto

日本ほど「グローバル人材」という言葉を使う国は、他にないかも知れない。僕が来日した23年前は、バブルの影響もあってか「国際的な人材」という言葉をかわりに使っていたが、今では、多くの教育機関や企業団体が「グローバル人材」の育成を重視している。 「グローバル人材」という言葉をよく耳にはするが、実際にどのような人を指すのだろうかと思い、調べてみることにした。 文科省は、「日本人のアイデンティティーを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り…

在日フィリピン人の中日系人〜南米の日系人との共通と違い

Sept. 5, 2013 • Alberto J. Matsumoto

フィリピンの国柄や国民性をみると、何となく南米諸国に類似したところがある。在日ペルー人やアルゼンチン人は、彼らに親近感を覚えるという。工場やお弁当製造といった職場でラティーノとフィリピン人が知り合うこともあるが、フィリピン女性が働いている飲食店やカラオケバーでの出会いもあり、フィリピン人とラティーノとの国際結婚も珍しくない。 日本の入管統計(法務省)の速報によると、2012年12月現在フィリピン国籍の登録者は202,974人で、そのうち男性が45,418人、そして女性…

欧州からラテンアメリカへの“移住”とは

July 19, 2013 • Alberto J. Matsumoto

アメリカ大陸では、19世紀から20世紀初頭まで数千万人の移民を受け入れることで国づくりを行ってきた。しかし1960年から70年代にかけてラテンアメリカの経済が低迷し、インフレ、テロ活動の激化とそれに伴う軍事政権の登場によって、はじめは南米域内を、そして次第に欧米諸国に多くの者が転住・移住を余儀なくされた。国連のラテンアメリカ・カリブ経済委員会(英:ECLAC、西:CEPAL)の推定によると、「失われた10年」と呼ばれる80年代の債務不履行や経済衰退や90年代のネオリベラリズ…

来日外国人の犯罪データを検証 〜この20年間を検証し、在日南米日系人の状況も考察〜

July 5, 2013 • Alberto J. Matsumoto

1990年の入管法改正で南米諸国から多くの日系人が一時的な出稼ぎ労働を目的に来日したが(実際は、80年代の半ばから来ており日本人一世の場合は当然外国人としての記録はないが、二世たちは家族訪問として来日していた)、今や多くがこの日本に定住している。 当初この南米コミュニティー内での犯罪は、不法滞在または不法就労、偽造書類(日系人として成り済ますための偽造行為)といった入管法への違反が中心だったが、次第に窃盗事件も増え、盗品売買、強盗や強盗傷害、そして数件が少ないとはいえ殺人…

「南米日系人のソフトパワー」〜自国でソフトパワーなり、日本との架け橋にも〜

April 16, 2013 • Alberto J. Matsumoto

「ソフトパワー」とは、アメリカのハーバード大学のジョセフ・ナイ教授が2004年に提唱した概念である1。それは、国家がハードパワーという軍事力や経済力等だけに頼らず、その国の文化や価値観、外交政策によって相手の理解、共感、支持を得て、それで相手を魅了し、味方にし、国際社会から信頼と発言力を得るという力である。 日本ではこのソフトパワーという概念をハードパワーに代わる力であるかのように理解しアピールすることが多い。ソフトパワーと聞いて、海外でかなり注目を浴びている日本の文…

パラグアイでラテンアメリカ日系社会の展望を議論

April 2, 2013 • Alberto J. Matsumoto

パラグアイは、南米中部に位置しており、アスンシオン国際空港で売られているTシャツには「CORAZON DE AMERICA(アメリカ(南米)の心臓)」と描かれている。内陸の国で、ブラジルとアルゼンチンという大国の狭間で独立後も様々な試練を乗り越えながら生存してきた国である。ここ10年前ぐらいまでは、南米ではボリビアに次いでもっとも平均所得が低く、格差も大きい国だった。詳細は各サイトで把握することが出来るが1、面積では日本より多少広い40万km2で、人口は650万人、国民総生…

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Author in This Series

Nisei Japanese-Argentine. In 1990, he came to Japan as a government-financed international student. He received a Master’s degree in Law from the Yokohama National University. In 1997, he established a translation company specialized in public relations and legal work. He was a court interpreter in district courts and family courts in Yokohama and Tokyo. He also works as a broadcast interpreter at NHK. He teaches the history of Japanese immigrants and the educational system in Japan to Nikkei trainees at JICA (Japan International Cooperation Agency). He also teaches Spanish at the University of Shizuoka and social economics and laws in Latin America at the Department of law at Dokkyo University. He gives lectures on multi-culturalism for foreign advisors. He has published books in Spanish on the themes of income tax and resident status. In Japanese, he has published “54 Chapters to Learn About Argentine” (Akashi Shoten), “Learn How to Speak Spanish in 30 Days” (Natsumesha) and others. http://www.ideamatsu.com

Updated June 2013