マンザナーへ、そしてマンザナーから

2002年にアメリカへ留学し、『さらばマンザナール (原 題:Farewell to Manzanar )』との出会いで、日系史に目覚めた郷崇倫(ごう・たかみち)氏による、コラムシリーズ。自身の体験談を元に、日系史について語ります。

(* Signature image from Wikipedia.com by Daniel Mayer. )

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第2回 はじめてのマンザナー訪問

2004年の8月9日。この日、私は生まれて初めてマンザナーを訪れました。

朝の4時頃にオレンジ郡を出発し、数時間車を運転し、朝の9時少し前にマンザナーにたどり着きました。フリーウェイ14号線を運転しているときに見た、目が痛くなるような輝かしい朝日や、モハビ砂漠のなかにまるで置き去りにされたかのように保存されている使われなくなった飛行機の奇妙な光景は、今でもよく覚えています。

マンザナーに到着した時、私は目の疲れを少し感じていました。朝日がとても強かったのです。眼のなかにある視神経が焼かれてしまうような気分でした。そして、車から降りたとき、私を待ちかまえていたかのように、暑さが私の体全体を覆いました。サウナの中で我慢を強い…

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第1回 「さらばマンザナー」から始まった私の長い旅

「さらばマンザナー(Farewell to Manzanar )」は、ジーン・ワカツキ・ヒューストンさんがマンザナー収容所 での自らの体験をもとに書いた小説です。後に歴史教育の一環として、カリフォルニア州の学校教材としても採用されました。この小説によって、多くのアメリ カ人が戦争中に日系アメリカ人が強制収容された事実を知ることになりました。

「さらばマンザナー」を読むまで、私自身、アメリカの日系人の歴史について知る機会がありませんでした。日本の歴史については関心がありましたが、 日系アメリカ人について知る機会があまりなかったのです。そんな私が、あるきっかけで「さらばマンザナー」を読んだことで、これからは日系アメリカ人の歴…

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