Keiko Fukuda

Keiko Fukuda was born in Oita, Japan. After graduating from International Christian University, she worked for a publishing company. Fukuda moved to the United States in 1992 where she became the chief editor of a Japanese community magazine. In 2003, Fukuda started working as a freelance writer. She currently writes articles for both Japanese and U.S. magazines with a focus on interviews. Fukuda is the co-author of Nihon ni umarete (“Born in Japan”) published by Hankyu Communications.

Updated February 2008

community ja

コミュニティ意識が存続を左右する夏祭り

7月から8月にかけて、お寺や日系コミュニティが主催する夏祭りが、全米各地で開かれる。もちろん、夏祭りの舞台はアメリカだけではない。体験したことはないが、南アメリカでも日系コミュニティの恒例行事に違いない。南米の夏祭りは、北半球とは半年違いという時期の違いはあるだろうが。

日本の郊外の住宅地で育った筆者にとって、「夏祭り」は身近な存在ではなかった。小学生の頃、神輿をかついで住宅地の中を回ったことがあるが、その程度の記憶しかない。大人になってからも、夏祭りに参加する機会はなく、夏のイベントと言えば、東京ディズニーランドの花火を見るのが関の山だった。ところが、18年前にアメリカに来てから、ロサンゼルスのリトルトーキョーにあるお寺の夏祭りに誘われて行ってみると…。

そこでは金魚すくいやヨーヨー釣りなどのゲームの露店、サーターアンダギー、タコライスの沖縄移民の色が感じられるファーストフード ...

Read more

culture ja

日本文化に夢中:日本の伝統文化を極める“ガイジン”さんに、その魅力を聞くシリーズ

第3回 「津軽三味線で、現代音楽に革新を」 マイク・ペニーさん

吉田兄弟の活躍で、若者の間にも広がった津軽三味線の新たなブーム。アメリカではまだ知名度があるとは言えない楽器だが、カリフォルニアでは若き津軽三味線奏者が第一線で活躍中だ。

三味線に恋をした

津軽三味線奏者、マイク・ペニーさんの存在を教えてくれたのは、在ロサンゼルス日本国総領事公邸の今年の新年会で彼の演奏を聴いた友人だった。動画サイトで「Mike Penny Shamisen」と検索すると、数多くの演奏風景が投稿されていた。手にしているのは確かに三味線だが、弾いている本人はアメリカの平均的な若者といった風貌。のギャップが興味深かった。

それから約1カ月後、ロサンゼルス郊外のバレンシアにあるマイクさんの両親の家で、本人に会うことができた。早速、津軽三味線との出会いを聞いた。

「2004年、北カリフォルニアで開催されたミュージックキャンプに参加した時に ...

Read more

culture ja

日本文化に夢中:日本の伝統文化を極める“ガイジン”さんに、その魅力を聞くシリーズ

第2回 「陶芸で得られるものは、都会が失った心の平穏」  リー・アン・パオルッチさん

静かな山里で、作務衣を着た陶芸家が作品に取り組む。それが筆者の「日本の陶芸」のイメージである。しかし、イメージ的にも距離的にも遠く離れたロサンゼルスでも、日本の陶芸に魅かれるアメリカ人が少なくない。

どんな形になりたいのか? 粘土と会話しながら作る

リー・アンさんが陶芸を習い始めたのは2005年11月。ロサンゼルス近郊のサンペドロでスタジオを営むロイ・国崎氏が、アートセンターで講師を務 めたクラスでのことだった。今では、アメリカ人の中では一番弟子だと国崎氏に推薦されるまでになったリー・アンさん。「作品が完成するまでのすべての過程 を愛おしく感じた。すぐに虜になったの。先生が良かったからだと思うわ。彼の指先、体重のかけ方 ...

Read more

culture ja

日本文化に夢中:日本の伝統文化を極める“ガイジン”さんに、その魅力を聞くシリーズ

第1回 「和太鼓ほど、力強い楽器はほかにない」 マセオ・ヘルナンデスさん

日本における太鼓の歴史は長い。縄文時代には既に、情報伝達の手段として日常的に用いられていた。その後、雅楽により芸能に取り入れられ、さらに神 社仏閣における祭事や歌舞伎にも欠かせない存在となった。そんな和太鼓で突出した実力を持つ奏者が、イーストロサンゼルスにいる、しかもラティーノ系男性 だと聞いて興味を持った。

15歳で鬼太鼓座にスカウト

噂の太鼓奏者はマセオ・ヘルナンデスさん、37歳。1971年にサンフランシスコのメキシコ系家庭に生まれた(その後、5歳でイーストロサンゼルスに転居)。日本とは縁もゆかりもない。そんな彼が太鼓と出会ったのは、14歳の時だった。

「自宅に近いモンテベロの曹禅寺で、トマース・クライ師が指導する太鼓の練習に誘われたのがきっかけ。練習に参加して1年が経った頃 ...

Read more

identity ja

渡米17年目の新一世が見た東京

アメリカに移住してきて17年目になる。その前は東京の出版社で働いていた。通勤手段は地獄のような満員電車である。「それでもボクはやっていな い」という日本映画があるが、あの映画のように、男性が痴漢に間違えられるのもあり得そうなほど満員電車の混雑ぶりは酷い。他人の濡れた傘が、自分の足に ぴったり張り付く雨の日は特に劣悪な車内環境である。

さて、そんな東京暮らしに別れを告げて、1992年3月にロサンゼルスに引っ越してきた。そうなると移動手段は当然、自動車。電車と違って自分だけ の空間が確保できる。至極、快適である。東京に戻りたくない理由、それは何かと言えば、その中の一つは確実に「満員電車」である ...

Read more