Keiko Fukuda

Keiko Fukuda was born in Oita, Japan. After graduating from International Christian University, she worked for a publishing company. Fukuda moved to the United States in 1992 where she became the chief editor of a Japanese community magazine. In 2003, Fukuda started working as a freelance writer. She currently writes articles for both Japanese and U.S. magazines with a focus on interviews. Fukuda is the co-author of Nihon ni umarete (“Born in Japan”) published by Hankyu Communications. Website: https://angeleno.net 

Updated July 2020

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日本文化に夢中:日本の伝統文化を極める“ガイジン”さんに、その魅力を聞くシリーズ

第8回 「茶の心が集中を教えてくれた」 - ブルース・シャーノフさん

半世紀以上にわたってロサンゼルスを拠点にアメリカにお茶を広めてきた裏千家の名誉師範、松本宗静(そうせい)さんには、3000人を超す弟子がいる。医療関連の福祉団体を運営する医師、ブルース・シャーノフさんも、その中の一人である。

京都で魅せられた茶の味

ブルースさんがお茶に出会ったのは、1999年、京都を旅した時だった。

「お寺と日本庭園を徒歩で回るツアーに参加した時に、どこのお寺でもお坊さんが、私たちツアー客にお茶を出してくれたのだが、いれる人によってお茶の味がそれぞれ違うことに感銘を受けた。それまで日本茶を飲んだことはあったが、馥郁とした香り、複雑な味わいを感じたのは初めてのことだった。これは是非、習ってみたいと思った」

ロサンゼルスに戻ってすぐに先生探しを始めたが、お茶の世界に知り合いもなく、インターネットも今ほど充実していなかったため ...

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第7回 「盆栽は大切な家族であり親友」 - メアリーベル・ベランダックさん

盆栽は中国の唐に起原があり、平安時代の日本に伝わり花開いたと言われている。その盆栽が今、アメリカで人気を集めている。アメリカに盆栽を広めた功績者は故ジョン仲 氏。彼は日本で育った幼少時代に祖父から学んだ盆栽を、帰米した後、デモンストレーションや講演の形で人々に伝え続けた。今回、ご紹介するアメリカ人女性は、仲氏の弟子にあたる。

新しい世界が目の前に開けた

オレンジ郡フラトンにあるメアリーベルさんの家の居間には、日本の装飾品が数多く飾られている。彼女が単なる東洋趣味のアメリカ人でないことは、パティオに足を踏み入れた瞬間に分かる。二畳分ほどのスペースに、松や楓の盆栽の鉢が所狭しと配置されているからだ。すべて彼女自身の作品である。

一つ一つについて、「これは1967年から世話をしている盆栽、こっちは1984年」と ...

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第6回 「内面のエネルギーを力に変える合気道」 - ロバート・ハイヤットさん

ロサンゼルス近郊のターザナで道場を運営するロバートさんが合気道に出会ったのは、17年前、目にする機会に恵まれたデモンストレーションがきっかけだった。当時はガールフレンドだった妻のナンシーさんとすぐに道場を訪ね、その場で二人同時に合気道に「恋をした」と振り返る。

人を傷つけない究極のセルフディフェンス

「ブルース・リーの『燃えよ、ドラゴン』に出ていた白人格闘家が出演していた『カンフーシアター』というテレビ番組を見て、マーシャルアーツにはもともと興味を持っていた。しかし、合気道に入門してからは、合気道がいかに他のマーシャルアーツと違うか、また自分に合っているかが分かって、さらにのめりこんでいった」

合気道が自分に合っていると感じたポイントは「人を傷つけたいとは思っていない」ことなのだという。自分から攻撃を仕掛けるのではなく ...

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第5回 「禅宗寺初のアメリカ人僧侶として」 - ラング明心師

南カリフォルニアの日系社会において、四季折々の祭事会場として、また生け花や茶道など日本文化を学ぶ教室を運営していることで馴染みがあるのが、 リトルトーキョーの禅宗寺である。曹洞宗の北米拠点として開山された禅宗寺の87年の歴史の中で、初のアメリカ人僧侶が、ラング明心(みょうしん)師であ る。

仏教にはいかに生きるかの答えがある

明心師の本名はジョン・ラングという。1956年にミネソタ州ミネアポリスに生まれたジョン少年は、中学生の時に初めて東洋と出会う。

「陶芸家でもあった美術の教師が、1年間、京都の窯元で修行していたという話を聞いたのが、私にとっての『東洋へのイントロダクション』だった」。ミネア ポリスの日系人人口はわずかだったので、その教師との出会い以外は日本食レストランで食事する程度の日本とのつながりだった。

そんな彼が転機を迎えたのは ...

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第4回 「はかないからこそ着物は美しい」- ジョージ・ハワードさん

お正月や結婚式に着物を着る機会はあっても、誰かに「着せてもらう」よりほかに手はなく、自分で「着られる」日本人は少数派になってしまった。その一方で、ロサンゼルスの山野流着付けでは、アメリカ人男性の講師が活躍中だ。名前をジョージ・ハワードさんという。

日本の美を体現する様式

ロサンゼルス近辺でも特に日本人と日系人が集中して暮らすサウスベイ地域で生まれ育ったジョージさんにとって、日本は常に「興味を魅かれる異国」だった。その後、彼が教師として勤務していた高校の日本人学生との交流がきっかけとなって、日本との距離感がぐっと縮まった。

「リトルトーキョーにも足を運ぶようになり、1年に1分野のペースで、日本史、演歌と新たな日本文化について学ぶようにもなった」

やがて ...

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